起床と就寝の繰り返し

起きている間にやったことの記録

猫を飼っている

去年から猫を飼っている。

保護猫を2匹。初めてなので色々心配していたのだけど、幸いとてもお世話のしやすい猫でいい思いばかりしている。

最近は、名前を呼ぶと返事をしてくれるようになった。体をスリスリして甘えてもくれる。そこで初めて気がついたのだけど、猫が僕に何かを訴えかける時は後ろ向きが多い。甘えた声を出してちょんと座るが、顔はあっちを向いている。背中で「撫でてくれ」と語っているのだ。

しかし、ある時ふと思った。背中じゃない、尻尾だ。猫は感情を表すパーツが後ろに付いているのだ。表情から伺える部分も多いのだけど、猫本人としては尻尾の動きや触れ方で察してほしいのだろう。

そう考えると、人は感情を表現するスペースが狭い。表情も声も顔の中に集まっている。猫の背中を見て、人間は何て感情表現が貧相なんだと驚いてしまった。

こんなにニョロニョロと長いのだから、もっと手足を使って「嬉しい」とか「悔しい」とか表現した方がいい。それはなんだ。子どもだ。

猫と子どもは偉い。使えるものをフルに使って感情を伝えているから。腕を折りたたんでキーボードを打っている場合ではない。