SUBWAYをsubwayみたいにする
人見知りが激しい多感な時期、店員さんと会話をすることすら億劫だった。
その最たる存在がサンドイッチ屋さんのSUBWAYで「何で食品1つに対してそんなに店員さんとしゃべらなければいけないのだ!恥ずかしい!」と憤り、当然利用したこともなかった。
しかし、大人になるにつれてその人見知りも軽度のものとなり、コンビニで「レシートいりますか?」と聞かれても「結構です」ぐらいは言える様になった。
苦手だったSUBWAYにも赴き、自分の好きなサンドイッチと、好きなパンを言える様になった。しゃべってみると店員さんは皆優しく、にこやかだった。そしてサンドイッチがすごくおいしかった
SUBWAYが大好きになった。
素晴らしい。世界が広がった。
世界が広がった記念に、大好きなSUBWAYを讃えさせて欲しい。
SUBWAYを讃えるにはどうすればいいか。
subwayみたいにしたらいいんじゃないか。
つまりこういうことである。
SUBWAY(サンドイッチ屋さん)がsubway(地下鉄)みたいになったんじゃないだろうか。
よく分からないがSUBWAYを創業した時もsubway(地下鉄)を意識してお店の名前を付けたはずだ。だからSUBWAYがsubwayみたいになったことで、SUBWAYの人は喜んでくれると思う。
ちなみにこの路線は「パン駅」から「ドレッシング駅」までの片道走行で逆走はできない。あと、「トースト駅」や、「ナチュラルクリームチーズ駅」などはお好みで停車したり通過したりできる。駅名の下に乗り換えのように書いてあるのはその駅の詳細を選べる選択肢である。
BLTサンド線はトマトの色にした。
駅名の上の数字は選択肢の数である。ドレッシングは8種類もある。おすすめのドレッシングのところには丸を付けた。
路線名に「&」が付くので超おしゃれ。生ハムなので、真っ赤な色に少し黄色みを足した。
サブウェイクラブサンド線は、色々入っているのでちょっと長い路線。明るいピンク色の路線。
ローストビーフサンド線は、逆に短い路線。
チーズローストチキンサンド線は、すごくおいしそうな色にできた。
「炭火てり焼きチキンサンド線」は炭の色。灰色に少し赤みを足している。
SUBWAYで七面鳥が食べられることを、この路線図を作っていて初めて知った。
「ベジーデライト線」には何と野菜しか入っていない。でもこの間友達と食べてすごく美味しいことを知った。「これぞSUBWAY」というサンドイッチを味わうことができる。
SUBWAYのサンドイッチはまだまだあるが、東京メトロと同じ9路線に絞って作った。
そして路線図を作るとこうなった。
すごい!すごくsubway(地下鉄)みたいだ!ぞくぞくした。
休みの日に苦労した甲斐があったというものである。
路線図を組み合わせていて「ここにも駅があってもいいんじゃないか」と思った場所には、それを作る店員さんの気持ちを駅にした。
結果、「おいしそう駅」がたくさんできた。
新宿辺りに「えび駅」があるのがすごくいい。
あと、銀座辺りにターミナル駅である「皆ドレッシングおまかせだな・・駅」がある。
そして、駅の看板も作った。
「アボカド駅」である。「えびアボカド線」に乗ると、来ることができる。
決して都営新宿線ではない。
材料は揃った。
作ったものをプリントアウトしてボードに貼って、
SUBWAYに来た。
路線図を見て目的地までの行き方を調べる。
「ふーん」
しつこく路線図を見て、えびアボカドサンドとチーズローストチキンサンドを購入。この2つは、お得な「サブセット」が適用できないのだが、路線図を作りながらどうしても食べたくなってしまったので購入。
そして電車がやってきました。
ガタンゴトン・・ガタンゴトン・・
ガタンゴトン・・ガタンゴトン・・
ガタンゴトン・・ガタンゴトン・・
ガタンゴトン・・ガタンゴトン・・
ガタンゴトン・・ガタンゴトン・・ガタンゴトン・・
・・プシュー・・・・・ アボカド〜アボカド〜 次はドレッシングに止まります
1両目に乗車!
うまい。わさびのドレッシングが凄くうまい!
2両目にも乗車!チキンうまい!パンもうまい!パンと野菜とチキンとチーズうまい!
以上だ。
存分にSUBWAYをsubwayみたいにできた。路線図がそれっぽいのが特に満足である。あと、SUBWAYでサンドイッチを2個食べるという贅沢もできた。何がしたかったって、結局それがしたかったのかもしれない。
外はもう夜である。
全てを終えてこの写真を撮った直後、友達から電話がかかってきて、仕事の愚痴を聞いた。