「ダンス」を鑑賞する
ご覧頂けるだろうか。
浅草橋と浅草を結ぶ江戸通りの広い交差点にぽつんと佇む「ダンス」
奥のハンドバッグ会館に見守られながら、自信なさげに、それでもしっかりと「ダンス」である。
赤くて丸いフォント。
その奥には他のどのフロアにもない、厚いカーテンがかかっている。
〜セカンドダンス〜
【東京都台東区浅草橋から望むダンス】
おどける友人の向こう側にあるのは、紛れもない「ダンス」である。
たくさんの、浅草橋の屋形船を見守る「ダンス」
あと、「ダンス」は遠くからでも見つけてしまうことが分かる。
寄ってみると、時代を遡った様な風情ある一帯が姿を現す。
当時のまま変わることなく「ダンス」は「ダンス」である。
下の階の探偵事務所もなんだかわくわくする。
〜ラストダンス〜
【東京都台東区蔵前 蔵前一丁目交差点のダンス】
完全に色が落ちてしまっているにも関わらず、抜群の存在感を醸し出す「ダンス」
その上の看板にももしかしたら「ダンス」と書いてあったのかもしない。
荒廃具合が一緒である。
目が痛くなる様な青空と「ダンス」
正面から「ダンス」
近寄ってみると、縦に細かい亀裂が入った「ダンス」であることが分かる。
もしかしたら、ある時に「ダンス」を剥がしてしまったのだが、それでもガラスに「ダンス」が残ってしまったのかもしれない。
その結果、現存する「ダンス」よりも更に「ダンス」としての存在感を増した、という皮肉な結果を招いたのかもしれない。
その「ダンス」らしさになんだかぞくぞくする。
〜次点ダンス〜
東京メトロ銀座線神田駅を出てすぐ見える「ダンス」
メタリックダンス。
向かいのビルが写るほどメタリック。
総武線浅草橋駅を降りてすぐに見つかる「ダンス」である。
以上が今回鑑賞した「ダンス」である。
驚くべきことに、最初の3つのダンスは徒歩15分圏内の間に全て存在する。
(蔵前駅からまっすぐ浅草橋に向かう道中で見れます。)
この範囲でこんなに「ダンス」が見つかるので、もっと広範囲に探したらもっといい「ダンス」が見つかるかもしれない。
もっといい「ダンス」があったらまた報告します。