起床と就寝の繰り返し

起きている間にやったことの記録

裏返して食べる

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「寿司を食べるとき、ネタを上にして食べるか、シャリを上にして食べるかで味わいが違う」という話をラジオで聞いた。

何かをしながら聞いたので前後の流れなどは忘れてしまったのだが、妙に説得力を感じた。

確かに舌への触れ方が違うと、同じ食べ物でも味が違うような気がする。

 

寿司に限らずやってみることにした。

 

 

 

「裏返して食べる」ために、スーパーで寿司を買ってきた。

スーパーやコンビニの寿司って普段なかなか買わないのだが、かなり興味は持っていた。

会社の昼休みに、50歳近くの次長がコンビニで買った寿司を真顔で食べているのを見て「さすがだなあ」と思っていたのだ。

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(10貫で500円。高いのか安いのかよく分からないところもいい。)

 

休日の昼、普段滅多に家から出ない僕がスーパーに行き、寿司を買って脇目も振らず帰ってきて、寿司を裏返して食べた。

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(サーモン)

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(エビ)

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(タマゴ 巻かれた海苔が裏側でつながっていないのが意外だった)

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(イカ イクラが上に3粒乗っていたが、裏返したので下敷きになりました)

 

感想としては、やはり舌にネタが触れるので、味が濃く感じられる、気がする。

だがやはりせっかくの寿司に慣れた食べ方を求めているのか、舌がシャリを求めて無意識に口の中をかき回してしまう。

正位置から食べると、シャリが舌の上でほぐれ、同時にネタが口の中で溶けて舌に触れることなく食道に入っていく、という感じだが、

裏返して食べると、シャリもネタもなんとなく所在がなくて口の脇に逃げていってしまうようである。

あと、舌に対してネタが大きいので、口の中にスムーズに入ってこない。

ネタの先がピロンと口から出た状態でもぐもぐすることになる。

 

こんなに口の中の様子を感じながらものを食べることもないので面白かったが、「裏側から食べると味変わるよ!おいしいよ!」と人に勧められるような味わいではなかった。

 

ピザ

ならば、ピザである。

チーズと色々なおいしい具が直接舌の上に来てみたら、ちょっともうすごいことになるのではないか。

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(冷凍のピザ。 優秀味覚賞を受賞している。)

 

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(優秀味覚賞を裏返した。寝っ転がって天井の蛍光灯を見ている写真にも見える)

 

食べてみる。

まず切りにくい。

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優秀味覚賞のミシン目は、裏返して食べるためにできてはいないのだ。

ちぎったそれを、恐る恐る舌の上に乗せてみる。

チーズが柔らかい。やはりチーズの味が豊かに感じられる気がする。

あと、何食べてるか分からない。

ピザの上に乗った色々な具のうちの、何を食べてるのか分からない。

ふと不安になったので正位置に戻してかじってみる。

(↓裏返す前の写真です)

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激烈にうまい!

チーズやわらかい!!!

ふわふわ!!

裏返した時に感じたチーズの柔らかさは、裏返したことによる効果なのではなくて、この製品の半減してしまった良さをそれでも突出したものとして享受しているだけであった。

何って、この「こだわりピッツェリア」がうまいという話だった。

裏返すと、何を食べているか分からなくて面白いです。

 

目玉焼き

ならば、もっとシンプルに目玉焼きだ。

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目玉焼きを作って皿に盛り、その上に同じ皿を重ねて、「セイ!」とひっくり返す。

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夜中の光の加減と相まって妙にきれいに見えたのでたくさん写真を撮ってしまった。

目玉焼きの裏側って月面みたいできれい。

 

端から食べてみる。

白身のプルンとした感触が舌に触れ、焼き面のパリパリが上顎に触れる感じがとても楽しい。

白身の味も感じやすいかもしれない。

 

そして黄身の部分である。

 

予め場所を記憶して避けて食べていた黄身の部分。

そこだけを箸でつまんで一気に口の中に入れる。

 

舌の上に黄身が乗り、そして弾けて広がっていくのが分かった。

味が身体中を駆け巡るような感触。

セーラームーンの変身シーンみたいに体だけ空間に置きざりにされて、そこに黄身がぎゅわーっと流れ込んでくるようであった。

タイミングなど、食べ方以外の色々な要素があったのかもしれないが、すごい体験をしてしまったと思った。

 

半熟の黄身は裏側から食べるとすごい。

これから目玉焼きは黄身の部分だけでも裏返して食べたいと思う。

 

プッチンプリン

味が変わるとは思えないが、なんとなく裏側から食べてみたいと思ったのがプッチンプリンだ。

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(ため息がでるほどきれい)

これもまた、同じ皿を上に添えてひっくり返した。

 

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正位置のプッチンプリンの見た目ももちろん好きだが、裏返したらまた息を飲むほどきれいで、たくさん写真をとった。

落としちゃったようにも見える哀愁を含んだ物悲しさと、それを正しいものとして盛り付けられているので堂々とした凛々しさも出て、見ていて飽きない。

味はプッチンプリンだった。

底面の広い滑らかな面がうまく口に入るとおいしく感じた。

 

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(揺らしてみた。カフェオレ味で、一口食べちゃってるけど。)

 

まとめ

なんとなく、人は舌で味を感じて、上顎で食感を感じているのかなあ、ということを学んだ。

そのため、裏側から食べると味と食感が違ったものになる場合がある。

あと、お馴染みの食べ物を裏返した時の見た目はなんだか新鮮で、

自分の親友が普段にはない声色で彼女と照れくさそうにしゃべっているのを聞いちゃったような、

見ちゃいけないものを見たようなスリルと興奮があった。

あと、目玉焼きの黄身は裏返すととても美味しかった。

以上です。

 

上のgifアニメが気になって文章に集中できないのでここで失礼します。

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