起床と就寝の繰り返し

起きている間にやったことの記録

「ここは何駅か」が分かるサインがない

駅の改札の外で待ち合わせていて、不意に「この駅で合っているのか」不安になる時がある。そうなってしまうと、相手が別の駅の改札の外でイライラしている様子が浮かんでしまい、もう全然落ち着かなくなってしまう。

そういう時はスマホを見て相手とのやりとりを見返し「そうだよな、〇〇駅だよな」と確認する。そのあと自分のいる場所が〇〇駅かどうか確かめたいのだが、駅の改札付近に「ここは何駅か」が分かるサインがない。出口やホームについての情報はたくさんあるのだが、大前提としての「ここは何駅か」が無いのだ。

外に出て、駅の看板のところまで行かないと無いのだ。しょうがないのでスマホの地図アプリを見て現在地が〇〇駅か確認する。確かに〇〇駅であることが多いが、GPSが間違っている可能性もなくはない。でもその場を離れると、その間に相手が来てしまうかもしれないから、地図を見ながらじりじりと時間を過ごす。

「ここが何駅か」分からないのだ。

駅の栄えている方

「駅の栄えている方」って言い方があるけど、あれって実際どうかと考えると、ただ交通量が多かったりバス停があったり日高屋があったりするだけだ。ただ人の行き来が盛んで、日高屋があったりするだけなのだ。

もしかしたら「栄えてない方」の駅の出口に金塊が埋まっているかもしれない。そこまで飛躍しなくても、住人が毎日幸せで満ち足りた生活を送っている可能性は大いにある。

でも僕たちは日高屋がある方を「栄えている」と呼んでしまう。富でも権力でもない。日高屋こそが繁栄の象徴なのである。

実質3歩まで歩ける

電車で座っていると、前に立ったサラリーマン二人組が話していたのだが、最近バスケのルールが変わったらしい。

トラベリングの何かが変わったらしく「実質3歩まで歩ける」そうだ。マジかよ、と思った。バスケに全然詳しくないのだが、それって大変なルール改正なんじゃないか。実質3歩である。「実質」ってなんだ。見かけ上は2歩なのか。

前に立っていたサラリーマン曰く「バスケうまい奴が言ってたから間違いない」そうだ。なんて頭の悪そうなソースなんだ。

でもまあそうなんだろう。その後特に調べてもいない。

昔、緊張しすぎてガラスのドアに激突した新入社員がいた

新入社員の時、営業の先輩に同行していて「昔、緊張しすぎてガラスのドアに激突した新入社員がいた」という話を聞いた。その方はもう辞めてしまっていたけど、先輩の中で強烈に記憶に残っていたのだろう。

話を聞いてもう何年も経つが、僕もいまだに強烈に覚えている。話を聞いただけなのに。

ここから分かることは「ガラスのドアに激突した話」が、すごく良いということだ。

全国の、ガラスのドアに激突したことのある人は、一度一箇所に集まって体験談を話す大会をしたらいいと思う。

しばらく声を出さないでそば屋に行ったときは気をつけたほうがいい

しばらく声を出さずに働いて、外に出て小諸そばに行った。

「春の天ぷら盛り」みたいなやつを選んで食券を買って、カウンターに持っていったのだが、不意に「温かいそば?」と聞かれて、

「っはい!!!」

と過剰にはきはきした声が出てしまった。これは卒業式で名前を呼ばれた時の「はい」だ。

しばらく声を出さないでそば屋に行ったときは気をつけたほうがいい。

平成30年

今は平成30年である。

書類などを書くときに思い出して、毎回「ウソだろ」と思ってしまう。いつ大台に乗ったのだ。(いつって、年明けなんだけど)

「ウソだろ」と思ったその余韻で、本当に平成30年か確認してしまう。

Googleのフォームに「平成」と入れると「何年」というサジェストが出る。頭の悪い検索だ。でもする。

すると「今年は平成何年?」というサイトが上位に来るのでそこへ行くと、真ん中に赤く太い、大きな文字で「今年は平成30年です」と出てくる。

自身に満ち溢れた、力強い宣言だ。「今年は平成30年です」

ならばしょうがないと思い、そこでやっと安心して書類を書く。

スーパーで食パンを買った

スーパーで食パンを買った。食パン、一袋だけだ。

上のひらひらしたところを手で持って、アホみたいにレジに並んだ。

レジに行く直前「ビニール袋は要りません」のカードを見る。いちいち伝えるのが面倒な人はこのカードをカゴに入れるのだ。

そうだな、袋要らないな、と思った。食パン一袋だけなので上のひらひらしたところを手で持ってアホみたいに家に帰ればいいのだ。でもカゴを使っていなかったのでカードを使うのもなんか変だ。食パン一袋にカード添えるって。

と思ったので口頭で伝えることにした。「袋要りません」

だができなかった。「袋要らないの?このひらひらしたところ手で持って歩いて帰るの?アホなの?」そう思われるのが怖かったのだ。

着々と進むレジの作業をアホみたいに眺めていた。そして最後にレジのおばちゃんが袋を出したが、その袋、食パン一袋とまったく同じ大きさなのだ。入れるとぴちっとしていて食パンの形が浮き出ている。持ち手があるかないかの違いだけだ。

だから「食パン大」の大きさのビニール袋を持ってアホみたいに家に帰った。