ニンジン
会社の同僚からいい話を聞いた。
ニンジンの鮮やかなオレンジ色は人間による品種改良の結果作られたもので、本当の野生のニンジンはすごく地味なくすんだだ色をしているそうである。
「へーー」となった。確かにあれは根っこだ。
さらに聞くと、ニンジンとパセリとセロリは、食べるところがそれぞれ違うが、学術的には同じ分類に入るそうである。
「ヘーーーーーー」となった。
人間の都合で、可食部が鮮やかになったり大きくなったりしているのだ。
赤黄緑と、鮮やかな野菜が並んだ食卓を見ると「オーガニック!」「自然!」とか思うが、必ずしもそうではないのかもしれない。
好物を並べてみたらハンバーグ、カレー、ラーメンと食卓が茶色一色になってしまった、という話があるが、あれが本当のオーガニックだ本当のオーガニックではないな。