起床と就寝の繰り返し

起きている間にやったことの記録

何を食べればいいか分からない時

お腹が空いたので何か食べようと街をうろうろするのだが、自分が何を食べたいのか分からなくて途方にくれる、ということがよくある。

この間コンビニでそういう状況になった。お弁当、カップ麺、パン、パスタ、冷凍食品、何を食べてもおいしそうなのだが、同時に「なんか今じゃないな」と思ってしまうのだ。しかし1日に3回しかない食事の機会。なるべくなら悔いのないものにしたい。そんなことを考えているとコンビニを何周もうろうろすることになる。動物園にいる、檻の中のトラだ。いや、そんなかっこいいものではない。ニワトリ、ニワトリだ。ケージの中のニワトリである。

そんな時に、食べたことのない「チャーハンと油淋鶏」というやけに茶色い弁当を手に取ったら気持ちが落ち着いた。一つの答えが出たのだ。

何を食べてもなんか違うな、と思う時は食べたことないものを手に取れ、だ。

知らないものを食べると、味はどうあれ自分がひとつ前に進む経験ができたな、という感触がある。味はどうあれ、だ。好きな味じゃなくても損はしていない。「これは好きじゃない」という情報を得られるからだ。

そういうわけで、特に食べたいものがないのに食事の時間になった時は冒険のチャンスである。いい知見を得た。

チャーハンと油淋鶏は、なんかずっと茶色いしもそもそもそもそしていた。